首イボを自分でハサミで切りたい!注意しておくべきポイントとは?
首イボをハサミで切るのはどうなのか?
首イボができてしまうと、誰しも憂鬱になるものです。そして触ってもいたくないし、引っ張ってみるとなんだか取れそう・・・
自分でハサミで切ってしまいたいという衝動にかられてしまう人も少なくはありません。
ハサミで簡単に自分で首イボを切ってしまってもよいものなのか?
今回は、様々な治療方法の中でも、ハサミでの除去についてまとめます。
首イボを自分でハサミで切ってもいいの?
首イボを自分でハサミで切ろうとしているなら、まず一旦やめましょう。
なぜなら首イボがウイルス性のものであった場合、ハサミで切ることによってウイルスが散らばり「首イボ大量発生」に直結するからです。
自分でハサミで切ってよい首イボは、老化によってできたウイルス性でないイボだけです。
加齢にともなう首イボであれば、自分でハサミで切ることも可能ではあります。
切りすぎないように注意することは必要ですが、うまく首イボの部分だけ切ることができれば、ほぼ出血することもありません。
ただし、切ったあと清潔を保ちきちんと消毒することも忘れずに。
また、どんなに切りやすそうな形状の首イボでも、やはり自分で切ってしまうのはおすすめできません。
根っこが残っていると、何度でも再発してしまうからです。
首イボは皮膚科やクリニックでもハサミで切ることがある?
首イボの治療は、液体窒素、炭酸ガスレーザー、外科的手術、ハサミでの切除と大きく分けて4つあります。
最近では炭酸ガスレーザーが人気のようでもありますが、全ての首イボに対して一番好ましい治療法なわけではありません。
主治医によって見解も様々ではありますが、ウイルス性でない首イボの場合はハサミでの切除をすすめられることも多いようです。
首イボ切除に皮膚科などで使用されるハサミは眼科剪刀といわれる先が非常に細くなった切れ味の良いハサミです。
出典:荒川製作所
いきなりこのハサミを見せられると、痛そうでびっくりしてしまう患者さんも多いようですが、数ミリの首イボであれば、ほとんど痛みも感じずに切除できます。
また出血もほとんどなく、首イボを切り取ることができます。
首イボの数が多くても金銭的にも安心
ハサミでの切除は保険適用です。
そのため、大量にできてしまった首イボでも、ハサミ除去であれば金銭的にも安心ですね。
50個ほどならあっという間にハサミ切除が終了します。
多い人では150~200個、一度にハサミで切ってしまう場合もあります。
麻酔は、病院によって様々ですが「塗るタイプの麻酔」を使用するところが多いようです。
また、気になる首イボが後に残らないか?という点については、意外にも1週間もすれば、跡形もなく綺麗に治ってしまうので問題ありません。
ハサミで切ると、色素沈着や傷のようになってしまう、と思いがちですが、実際は腕のある担当医であれば何の心配もありません。
ハサミ切除に適した首イボとは?
首イボにも種類は様々ありますが、ハサミでの切除に向いているのはいわゆる「スキンダック」です。
スキンダックは、イボの付け根が細くなっており、長さもあるのでハサミで切りやすい上に切っても出血しにくく、痛みもほとんどありません。
出来てしまった首イボがスキンダックと診断されたら、ハサミでの切除を行ってよいでしょう。
出典:あおよこ皮膚科クリニック
そして、首イボにできやすい「アクロコルドン」は、あまり盛り上がりもなくハサミでは切りにくい形状なことが多いです。
しかも、アクロコルドンはハサミで切る際に痛みや出血も伴うことが多いので、液体窒素や炭酸ガスレーザーの方がハサミでの切除よりも適しています。
このように、自分自身でハサミで切っていい首イボなのかそうでないのか判断するのは難しいものです。
煩わしい首イボを簡単にハサミで切ってしまえれば、それに越したことはないのですが・・・
どうしてもリスクは伴ってしまうからです。
・傷口から炎症をおこす
・実は首イボがウイルス性で大量発生
・切り方をあやまり跡がのこる
など、後で後悔しないためにも自分での「首イボ ハサミ除去」だけはやめておきましょう。